Google、検索の投稿媒体を初期設定でAI学習に利用
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Googleが6月、検索サービスのプライバシー設定を更新し、利用者がアップロードした画像・ファイル・音声・動画を初期設定でAIモデルの学習に使えるようにしていたことが分かりました。米メディアTechCrunchが7月6日に報じました。設定は顧客向けメールで通知されたのみで、多くの利用者は気付かないまま同意した状態になっています。
新設された「検索サービス履歴」と「パーソナライズされたおすすめ」は、活動データの使い道と保存期間を制御する体裁を取りつつ、実際にはAI学習への利用を広げるものです。対象はGoogle検索本体にとどまらず、マップ、ショッピング、フライト、ホテル、翻訳、ニュースなど複数サービスに及びます。Lensで撮影した写真やSearch Liveの音声入力、翻訳の発話練習の録音も保存されうると説明されています。
同社はメールで、保存したメディアが「AIモデルや安全対策を含むGoogleサービスの開発・改善に使われる」と明言しました。ヘルプ文書でも、履歴を生成AIの学習などに用い、人間のレビュアーも関与すると記しています。一部の保存は製品動作のための一時的なものですが、同社の記述ではAI学習を目的とした保持も含まれます。
この動きは、ウェブから収集したデータだけに頼らず、利用者が自ら作成・投稿したデータを取り込む業界全体の流れを映しています。TechCrunchはMetaも同様に利用者の画像やAIグラスの記録で学習していると指摘しました。
利用者は「検索サービス履歴」と「検索サービスのパーソナライズ」の設定ページで変更できます。前者では「メディアを保存」の項目を履歴とは別個に解除でき、保存データを3カ月・18カ月・36カ月で自動削除するよう設定することも可能です。
注意点として、従来の「ウェブとアプリのアクティビティ」設定は今回、Web・App用と新しい検索データ用の二つに分割されました。新設の検索データ設定は初期状態でオンのため、従来設定だけを変えても検索サービスの利用は対象から外れず、別途の解除操作が必要です。