米10代、AIの誇大宣伝に広がる不信

若者の不信感

10代の37%がAI表現を嫌悪
半数超が偽情報を懸念
高い利用率と冷めた熱意

社会への懸念

4分の1超が20年後の悪影響を予測
雇用喪失と思考力低下を危惧
環境負荷への不安

反発の背景

大人や企業の押し付けに反発
被害を被る世代との自覚
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米国の10代の若者の間で、AIを巡る誇大宣伝への不信が広がっています。テクノロジー誌WIREDが7月24日に報じました。市場調査会社YPulseによると、13〜17歳のうち37%がAIの生成した音楽動画などのコンテンツに嫌悪感を抱き、半数以上が偽情報やディープフェイクを懸念しています。チャットボットが普及して4年、若者はマーケティングの過熱とともに冷めた視線を向け始めました。

利用の実態には矛盾が見られます。米国の10代の多数がチャットボットを使う一方、熱意はまちまちです。調査機関ピュー・リサーチ・センターの報告では、多くの10代がAIは自分個人には有益だと考えつつも、4分の1超が今後20年でAIが社会に悪影響を及ぼすと見ています。

懸念の中身は具体的です。若者は雇用の喪失や批判的思考力の低下、環境への負荷を挙げています。新しい消費者技術には飛びつくのが常の世代ですが、AIは例外だと専門家は指摘します。

バッファロー大学のコミュニケーション学教授メラニー・グリーン氏は、今回の反発が従来とは異なると語ります。道徳的な警戒が年長世代からではなく、大人やIT企業に押し付けられるあり方に若者自身が嫌気を差しているのです。グリーン氏は、若者が「どんな混乱が起きても、その矛先を最も受けるのは自分たちの世代だと痛感している」と述べています。

こうした空気はSNSにもにじみます。BlueskyではAIを信用しない子どもを持つ親が交流し、子どもが「それはAIだ」を「それはでたらめだ」の意味で使うと明かします。Redditでは、AIを使う生徒でさえその影響を心配し、AIが生む作品を受け入れられないと教育者が報告しています。