研究自動化の進展
人が担う判断
安全と統治の条件
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OpenAIは2026年9月6日、熟練研究者なら数日かかる明確な課題を人の指示下で遂行する「自動研究インターン」の目標を達成したと発表しました。社内ではコーディングエージェントの利用が研究を速めており、2028年3月までに自動AI研究者を構築する計画です。一方で、能力向上に安全対策が追いつかない可能性を認め、人間の統制と民主的な意思決定を開発継続の条件に据えています。
8月中旬、中央値の研究者によるエージェント利用はAPI価格換算で1日600ドルを超えました。研究組織全体では、人間の1労働日につき3.1労働日相当のエージェントが稼働し、実験数やコード作成も増えています。ただし計算資源の増加も影響しており、個別指標ほど研究全体が速まるとは限らないと説明しています。
委任対象はコード作成から技術支援や実験監視へ広がりましたが、高水準の計画は出力のごく一部です。人なら4〜8時間かかる課題では、成功例の半数超に1回以上の人の介入があり、優先順位、結果の評価、拡大・停止・展開の判断は引き続き研究者が担います。
OpenAIはHugging Faceを巡る事故後、配備予定の最新モデルへの強化学習を一時停止し、研究環境の防御と監視を強化しました。7月20日の基盤侵害後には訓練用コンテナを停止し、8月7日以降はAstraの安全制限により同モデル群のGPU割り当てが59.2%減少するなど、危険時に減速する方針を実行しています。
同時公開の論考は、モデルが高度化するほど思考過程の監視に頼りにくくなり、安全性への確信が研究進展の制約になると指摘しました。自発的な減速に加え、第三者監査、政府機関、国際組織が担う共通の安全基準を求めています。自動研究を進める鍵は到達速度ではなく、人を改善の循環に残し続けられるかどうかです。